オイカワという魚、身近な川でドライフライが一年中楽しめるフライフィッシングの最高のターゲットです。婚姻色の出たオスや銀色に輝くメスは本当に綺麗な魚です。
オイカワはドライで釣ってこそ楽しめる存在だと思います。 以下は私のオイカワの釣りスタイル。簡単でフライフィッシングの楽しさがここにありますので、特におすすめの身近なターゲットです。 タックルについて オイカワのタックルはついつい柔らかく短い竿を選びがちですが、【2〜3番の指定で、ある程度の長さがあり、張りのあるアクション。】が理想です。 リーダー・ティペットについて これは竿の長さプラスαが基本。ティペットは、あまり太くないもの(8x)が基本にしています。ただし、川の規模が大きくなると、やはりリーダー・ティペットはあわせて長くしています。 フライパターンについて 一般的には22・24のパラシュートが一番使いやすい。但し、大型が釣れる場合は18・20のパラシュートを使ってチビが掛らないようにするのもテクニックです。魚体も、口も非常に小さいのでフックは小さく、針掛りが良いが存在感のある相反する特徴を備えたパターンがタイイングのコツになっています。 バーブがあると魚体を傷める事が多いので必ずバーブレスにして下さい。(これが一番のコツかな。) 弾くようなアタリで釣れない場合、合わせが遅いからではありません。魚が小さすぎるためかドラグの影響のようです。叩き釣りなんて全く必要ありません。 流し方を工夫するか、どうしても釣りたければフックサイズを落としましょう。 【フライパターンのヒント】 食えないようなサイズのフライに景気良く出る、弾くようなチビのアタックから考察すると、チビオイカワは水面のフライを観察しているというよりは【手当たり次第、餌らしきものにアタックする。】ように思います。 逆に、開きに出てゆっくりライズしている大きな個体はフライを選んだりします。 従って、オイカワのフライパターンは、瀬を釣るにはアピール力が大きくて、フックは小さく針がかりの良いパターン。開きのライズはオーバードレッシングになっていないフライパターンがポイントになります。 逆に、オイカワ用でダメなパターンは、ただ小さくしたり、繊細にしたり、見た目に囚われれオーバードレッシングの浮力の弱いパターン。と言うことになりそうです。 |
↑ ヤマベは、個体によって模様が違います。
こちらはカワムツです。
フライフィッシングで出会える魚