カラフトマスは、サケと違って、積極的な放流がされていないそうです。
銀色に輝くその姿や、背の張ったオスの勇姿はサケとは違う魅力があります。
特にフライフィッシングの対象としてはサケ(チャムサーモン)とは違った素晴らしさがあります。
サケの外道としてではなく、専用のタックルでカラフトマスをフライフィッシングで専門に狙ってみるのも面白いと思います。
個人的にも、サケ以上にこの魚が好きです。
溯上した魚は、フライを積極的には追いません。 このカラフトマスにも鼻先へフライを上手く送り込んでやる必要があります。
しかし、たったコレだけの事が本当に難しく、自らの未熟さを思い知らさせれると思います。
忠類川で幸せな一日が過ごせるかどうかは、溯上のタイミングと川の状態と釣り人の数で95%が決まってしまいます。
忠類川では毎日、コンディションをネットに掲載しています。この情報のチェックは必須だと思います。
それと、限られた日程での釣行で、魚が付いているポイントを捜し歩く時間はありません。
初日だけでも、管理棟に申し込んで、ガイドサービスをお願いすることを強くお勧めします。
リバーキーパーの藤本さん。ガイドの斉藤さんなど素晴らしいスタッフが揃っています。
忠類川はC&R区間がメインになります。(絶対!!バーブレスを使ってください)
スレで引っ掛けられたり、人の気配でスプーキーになった魚達はなかなか口を使いません。
口にきちんと掛けて釣りたいと思うならば、ストーキングも重要な要因です。
下流に流れたラインを回収するとき、必ず竿を立ててフライを浮かせて引っ張ると
岸際にいるカラフトマスへのスレを最小限にすることが出来ると思います。
また、口にかかった魚は、首を振りますのでスレかどうか、ヒットの瞬間にわかります。
スレと思ったらテンションを緩めて外してしまう事も可能です。
【フライフィッシング・タックル】
フライは赤い8〜6番位のもの。(ゾンカー推奨)
ラインはティニーT300.。又はタイプ3
リールは、出来るだけドラグ性能の高いものを!このクラスの相手になるとリールはただの糸巻きではありません。.
ロッドは9番を使いましたが8番でもよさそうでした。但しT300を使うのであれば9番以上が使いやすいと思います。
セッパリのオスは9番のソルト用ロッドをバットから曲げてファイトします。
(尚、カラフトは流芯の脇にいるのでルースニングも可能です。)この場合はフローティングラインが必要になります。
綺麗な川と澄んだ空気。そこに綺麗なピンクサーモンが
溯上して目の前にいる。
フライフィッシングの素晴らしさがそこにあります。
忠類川でのカラフトマスのフライフィッシング
フライフィッシングで出会える魚
写真;上⇒ ギンピカの魚体(溯上したばかり)
中⇒ セッパリのオス(これがかなり引きます。)
下⇒ 産卵前のメス。(非常にキレイな魚です。)